変位センサDS2001シリーズは小型・薄い・デジタル出力を特徴としています。
プリント基板をベースとしているため、量産性に優れます。
変位だけでなく、近接や位置決め用のセンサとして使用できます。
基板に配線された平面コイル(パターンコイル)の前に測定対象物として金属(導電体)を配置して使用します。
コイルを発振させることより、コイル前の金属に渦電流が発生します。
この渦電流によりコイルの発振周波数が変化します。
コイルと金属との距離が変われば渦電流の強さも変化するため、コイルの発振周波数も合わせて変化します。
コイルの発振周波数の変化により、金属の距離が変化したと分かります。
コイルと測定対象物が近いほど発振周波数の変化量が大きくなります。
そのため、測定対象物が動いたかどうかを検知する感度が良くなります。
また、コイルサイズによってセンサが反応する距離は異なり、大きいコイルほど遠くまで反応します。
コイルは高周波で発振しているため、測定対象物は金属メッキであっても反応します。
動作電圧は3.3Vのため、マイコン等での取り扱いが可能となります。
デジタル出力のため、ADコンバータは不要です。
コイルに金属が近づいた場合、発振周波数は上がります。
しかし、金属以外(水、ガラス、ウェハ等)が近づいた場合、発振周波数は下がります。
コイル付近にある計測対象でない物が動いてもコイルの発振周波数が変わってしまいます。
発振周波数が変わると計測に影響が出てしまいます。
計測対象でない物は動かさないように注意してください。
詳しくは本ページ下部にあるユーザガイドを参照してください。